春の七草に伝わること

お正月気分が落ちついた頃に耳にする「七草粥」を皆さん食べる習慣はありますか。
日本に昔からある七草粥には、きちんとした意味があり、栄養豊富な健康食(スピリチャルフード)なんです。
春の七草にある意味を知ってみると「古き良き風習」を取り入れてみたくなりますよ。
若菜摘み

日本には、「若菜摘み」という風習がありました。
雪の中から芽を出す若菜を摘む風習です
清めの行事とされ「若菜」を食べることで邪気を祓うという意味があります。
元々は、中国から奈良時代に日本に伝わったとされていて、その頃は「春の七草・七草粥」ではなく「若菜摘み」という風習だったんです。
【春の七草】
・せり(栄養価が高い)
競り勝つ、整腸作用、高血圧、老化防止
・なずな(なでて汚れを祓うという縁起のよいもの)
邪気を祓う、生活習慣病、利尿作用、便秘
・ごぎょう(仏の体を表すもの)
喉(炎症)、むくみ
・はこべら(繁栄がはこびる、とされています)
鎮痛作用、利尿作用、歯槽膿漏
・ほとけのざ(仏の座る場)
高血圧、整腸作用
・すずな(神を呼ぶ鈴)
食欲増進、風邪の予防
・すずしろ(汚れのない純白)
冷え性、美肌効果
春の七草をすべて合わすと
春の七草には約12種類にもなる薬膳効果があります。
気管支炎予防
二日酔い
肝臓回復
解熱
咳止め
扁桃腺炎予防
あかぎれ予防
そばかす予防
そして、気持ちが安定するという効果もあります。